大地が私にキスしてきた。
生まれて初めてのキスの相手が大地で嬉しい。
大地の唇が柔らかくてあたたかくてドキドキしてる。
ゆっくりと唇を離すと大地は苦しそうな顔で謝った。
「キスしてごめん」
「謝らないで。私も大地が好きだよ」
大地は私をまた抱きしめた。
「菜保子、俺! 嬉しいよ」
喜んでくれる大地に私は申し訳ない気持ちになった。
好きだよ。
大地のことが大好きだよ。
すごく好きだけどやっぱり付き合えない。
「花園から伝言を預かってきたんだ」
「知歌《ちか》から?」
「俺、菜保子に転校する前にもう一度好きだって伝えたくてさ。菜保子ん家に行ったら花園に会ったんだ」
大地は私を抱きしめたままだった。
安心する大地の腕のなかで私は知歌を思う。
知歌も好きな大地。
私は大地に抱きしめられている。
罪悪感に心が押し潰されそうになる。
だって知歌も大地を好きなんだよ。
ごめんね、知歌。
生まれて初めてのキスの相手が大地で嬉しい。
大地の唇が柔らかくてあたたかくてドキドキしてる。
ゆっくりと唇を離すと大地は苦しそうな顔で謝った。
「キスしてごめん」
「謝らないで。私も大地が好きだよ」
大地は私をまた抱きしめた。
「菜保子、俺! 嬉しいよ」
喜んでくれる大地に私は申し訳ない気持ちになった。
好きだよ。
大地のことが大好きだよ。
すごく好きだけどやっぱり付き合えない。
「花園から伝言を預かってきたんだ」
「知歌《ちか》から?」
「俺、菜保子に転校する前にもう一度好きだって伝えたくてさ。菜保子ん家に行ったら花園に会ったんだ」
大地は私を抱きしめたままだった。
安心する大地の腕のなかで私は知歌を思う。
知歌も好きな大地。
私は大地に抱きしめられている。
罪悪感に心が押し潰されそうになる。
だって知歌も大地を好きなんだよ。
ごめんね、知歌。