「お母さん………」






わたしを認めてくれわたしを産んで育ててくれたお母さん。



うっすら泣いているようだ。



お父さんなんて涙を手で拭いてる。




「…いい、友達を…もったわね、」



「ふふっ………、そうでしょう?」




「ええ…、りりの友達、りりをよろしくね」



「ふふっ、喜んで。」


「先生。これから先、辛くなる人を減らしてくださいね。」



「はい!てかそっくりですね…、おんなじこと言われましたよ。」




先生とお母さんは会話してる。



「………みんな、ありがとうー……っ、」



「りりのためなら!りりとはなれたくないもん!!………、でも、私達が迷っていた時に、判断を即で落としてくれたのは那月だよ!那月がいなかったら、りりは辛い思いしてたかも知れなかったかも?しれない。」




私たちだけじゃ助かることに勇気が出なかったよね、と話すみんな。




「那月くん、ごめんね、迷惑かけて。」




「迷惑なんてかかってない、」




「、那月くん。ありがとう。」



何度目か分からない感謝を伝える。

「うん、俺こそ、ありがとう。」


君のそうやって笑うところが好きだ。





すきだ。



君のことが好きで仕方がない。





君のために


fin