クリスマスだからと言って、特に何をするわけでもなかったが、

「僕からのプレゼントというか、サプライズは…ちょっと先になるだろうから、もう少し待ってくれる?」

マルクが言うので、

「サプライズって言っちゃったら、サプライズにならないじゃない」

私はそう言って笑った。

しかし、まさかあんなサプライズが待っているとは、この時には思うはずもなかった…。