甘く優しくおしえて、ぜんぶぜんぶ。





「お父さんガッツだよ…!ここはもう気合いと魂で乗りきろうっ!」


「お父さんもそう言いたいが……そこまで若くもないしなあ」


「弱気にならないっ!ほらっ、これお父さんの推しのソロ曲が入ったCDね、特典プロマイド付きのやつ!」


「おおおお!!!ありがとうな亜古…!娘の気遣いと優しさと推しにお父さん、乗りきれる気がするぞ……!」


「やったっ、やったっ」



父、入院。

今週末に手術を控え、意気消沈しているかと思いきやソッコー持ち直した。


さすが推しの力である。


そして私と血の繋がった親だと、改めて実感した犬丸でした。



「まさか盲腸になっちゃうなんてね~」


「ああ、すまないママ…、いろいろ苦労をかけるな」


「いいんじゃない?たまにはパパも休めて。ママも心配だけど、ゆっくりさせてもらってるわ」


「ママ……!愛してるぞ…!」