甘く優しくおしえて、ぜんぶぜんぶ。





「それと別件で、俺からお前らに言っておきたいことがある」



すごいな…。
空気が一瞬にして変わった。

頭領と手下の構図の完成だ。


そうなると犬丸の立ち位置は……頭領さんのペット???



「すこし前、俺のクラスに村雨 類っつー転校生が来た。……そいつは0の人間だ」


「「「っ!?!?」」」



たぶん、いちばん驚いてるのは犬丸と沙蘭くん。

この人には秘密にしておこうと約束した内容が、さっそく本人の口から出された。



「奴が今後、どう出てくるか分からない。
…としても俺を狙って来たことは確実」



しかしそれだけじゃなくて。

一条くんにとってはそのあと続けたことのほうがメインだったみたい。




「俺と村雨は中学んとき……親友だった」




そんなかつての親友に“大嫌い”と言われ、“潰す”と面と向かって言われた一条くん。

言わずもがな、とても厄介なことになりました。


でもそれ以上に犬丸は切なそうな彼の表情のほうが気になった。