「あの…えっと…
僕は、菜々花さんと
ルームシェアしてるんです!」
苦しい言い訳だった。
「ルームシェア?
聞いて無いわよ。
あの子を出しなさい!」
(どうしよう。)
「えと…まだ仕事で、
帰ってくるのは
夜なんですけど…。」
「そう、じゃあ
中で待たせてもらうわ。」
僕は仕方なく
お母さんを中に入れた。
(さぁ、
大変なことになったぞ…。)
俺は携帯のメールで
トモを呼んだ。
すぐ向かうとのことだった。
(トモ…早く来てくれ。)