「そうね。」
「…どうするの?」
「とりあえず俺が
何とか説得して
足止めで時間を稼ぐ。
もしそれがダメで
来てしまったら、
ユキトはどこかへ
出かけるしかないな。
俺が連れ出すから、
姉貴は母さんの
相手をしてくれ。」
「…上手く行くかしら。」
「上手く行く事を
祈ろうぜ。」
「そうね…。」
ところが、その計画は
思わぬ所で
崩れることになる。