僕はプリントに
目を通しながら、
ちらちら先生の方
ばかり見ていた。
好きになってしまった。
この人の全部が知りたい。
そう思ってしまう。
僕は生徒なのに。

それは辛く悲しい恋の
始まりでもあった。
相手は先生。
僕は生徒。
それでも好きな気持ちに
嘘をつきたくなかった。