誰も居なくなった病室で、 私はぽつり言った。 「ユキト…ありがとう。 幸せだったよ。」 できれば、もう一度、 目を開けて欲しかった。 もう一度、 喋って欲しかった。 あの、屈託の無い笑顔を 見たかった。 だけどもうそれは叶わない。