どこからか文秋の声が聞こえてきてバシャバシャと激しい水音が聞こえてくる。
けれど水の中にいる梨乃にはそれもくぐもっていて、うまく聞き取れない音だった。
それから足首に激しい痛みを感じたかと思うと、フッとゾンビの力が抜けていた。
意識が遠のきそうになっていた梨乃は必死に手を伸ばし、座卓を掴んで顔を上げた。
「ぷはぁ!」
大きく息を吸い込んで肩で呼吸を繰り返す。
目の前がチカチカして眩しいのはずっと水の中にいたからだろうか。
やがて呼吸が落ち着いてきたとき、文秋が手にハサミを持っているのが見えた。
梨乃が途中で手放してしまったものだ。
そして水が青色に揺れている。
あれはゾンビの血が。
その中に混ざっている赤いものはなに?
そう思ったとき、右足に激しい痛みを感じて顔をしかめた。
座卓の上に上がって確認してみると、足首から血が出ている。
傷跡には皮膚を噛みちぎられたような痕が残っていた。
けれど水の中にいる梨乃にはそれもくぐもっていて、うまく聞き取れない音だった。
それから足首に激しい痛みを感じたかと思うと、フッとゾンビの力が抜けていた。
意識が遠のきそうになっていた梨乃は必死に手を伸ばし、座卓を掴んで顔を上げた。
「ぷはぁ!」
大きく息を吸い込んで肩で呼吸を繰り返す。
目の前がチカチカして眩しいのはずっと水の中にいたからだろうか。
やがて呼吸が落ち着いてきたとき、文秋が手にハサミを持っているのが見えた。
梨乃が途中で手放してしまったものだ。
そして水が青色に揺れている。
あれはゾンビの血が。
その中に混ざっている赤いものはなに?
そう思ったとき、右足に激しい痛みを感じて顔をしかめた。
座卓の上に上がって確認してみると、足首から血が出ている。
傷跡には皮膚を噛みちぎられたような痕が残っていた。



