だけど、これだけアピールしておけばきっと大丈夫。
梨乃はそう思って窓へと近づいた。
外を確認してみるけれど、ここの窓も前の部屋と同じで作り物だとわかった。
窓から外へ出ることはできない。
他に出口らしきところは見当たらない。
第1の部屋と同じで、なにか仕掛けを動かさないと隠されたドアが開かないようになっているんだろう。
「痛む?」
春美の横に座り、その肩を抱く、
ゾンビに襲われた時の恐怖が残っているのか、春美の体が小さく震えている。
「ううん。大丈夫」
春美が言っていたとおり怪我は大したことがないのかもしれない。
血も、もう止まっているようでひとまずは安心だ。
だけどこのままゲームを続けることはできない。
早く誰か来てくれないと……。
梨乃はそう思って窓へと近づいた。
外を確認してみるけれど、ここの窓も前の部屋と同じで作り物だとわかった。
窓から外へ出ることはできない。
他に出口らしきところは見当たらない。
第1の部屋と同じで、なにか仕掛けを動かさないと隠されたドアが開かないようになっているんだろう。
「痛む?」
春美の横に座り、その肩を抱く、
ゾンビに襲われた時の恐怖が残っているのか、春美の体が小さく震えている。
「ううん。大丈夫」
春美が言っていたとおり怪我は大したことがないのかもしれない。
血も、もう止まっているようでひとまずは安心だ。
だけどこのままゲームを続けることはできない。
早く誰か来てくれないと……。