ゾンビゲーム 〜生死をかけて脱出せよ!〜

今までソンビを対決してきて心身ともに疲れ果てているはずが、今は少しもそんなことを感じさせない。

スッの伸びた背筋が、梨乃と春美を守るのだと言っている。




「どうするもなにも、君たちはゲームに成功した。見事だったよ」




そしてまた大げさに拍手をしてみせる。




「でも、このゲームで怪我をしました。このまま帰ることはできないんですよね?」




3人共死ぬ思いをしてここまで来たのだ。

このまま無事に帰宅できるとは思えなかった。

第5の部屋を抜けて、その先が管理室だったときから文秋はそう疑っていた。

そのまま外へ繋がっていれば帰ることもできたかもしれないが。

しかし大元は大きく目を見開いて「怪我?」と聞き返してきたのだ。

その白々しさに文秋は嫌気がさす。

沢山のモニターで見ていたはずだ。