ゾンビゲーム 〜生死をかけて脱出せよ!〜

このまま帰れるのか、それともまた別の部屋に出てしまうのか、文秋はまだ悩んでいた。




「きっと大丈夫だよ。私達は全部の部屋から脱出できたんだから」




春美が文秋を安心させるように声をかけた。

文秋はその言葉に大きく頷いて、ドアノブに手をかける。

そうだ。

俺たちはここまで来た。

自分たちだけの力で、脱出してきたんだ。

ギギギ……。

と、キシム音を響かせてドアが外へ向けて開けていく。

ドアの隙間から差し込む眩しい光に3人は同時に目を細めた。

暗い通路に徐々に光が広がっていく。

そして最後まであ開け放った時、パチパチパチと手を打つ音が聞こえてきた。

3人の目の前に真っ白な部屋が広がっていた。

部屋の中央には大元さんが立っていて、その後方には沢山のモニターが設置されている。