ゾンビゲーム 〜生死をかけて脱出せよ!〜

ひとりきりであれば、文秋はとっくの前に脱出を諦めて、ゾンビに攻撃されたり、溺死してしまっていただろう。

それは、梨乃と春美も同じだった。

3人だからこそ、協力しあってここまで来ることができた。

それからしばらく無言で歩き続けていると、文秋の前に突如ドアが出現した。

階段の終わりだ。




「ドアだ……」




文秋が足を止めて呟く。




「これで帰れるんだね」




梨乃が目に涙を浮かべて言う。




「本当に、ここを開けてもいいのかな」