文秋に聞かれて、一番後ろをついてきていた春美が首をかしげた。
「なにって、出口でしょう? 脱出部屋は5部屋だって最初に聞かされてるんだから」
「そうだけど。また部屋があったらどうする?」
文秋の質問には誰も答えなかった。
長くて先の見えない階段を登っていると、嫌な想像力が働いてくる。
この階段を登りきったら第6の部屋があって、そこから脱出しても第7の部屋があるんじゃないか。
そんな恐怖が文秋の胸に巣食って離れない。
このまま進んでいいものかどうか、躊躇してしまう。
ともすれば階段の途中で座り込んでしまいそうにもなる。
それでも足を前へ進めているのは、梨乃と春美の存在があるからだった。
「なにって、出口でしょう? 脱出部屋は5部屋だって最初に聞かされてるんだから」
「そうだけど。また部屋があったらどうする?」
文秋の質問には誰も答えなかった。
長くて先の見えない階段を登っていると、嫌な想像力が働いてくる。
この階段を登りきったら第6の部屋があって、そこから脱出しても第7の部屋があるんじゃないか。
そんな恐怖が文秋の胸に巣食って離れない。
このまま進んでいいものかどうか、躊躇してしまう。
ともすれば階段の途中で座り込んでしまいそうにもなる。
それでも足を前へ進めているのは、梨乃と春美の存在があるからだった。



