ゾンビゲーム 〜生死をかけて脱出せよ!〜

先頭を歩いていた文秋がふと頭上を見上げてつぶやく。

階段はずっとずっと奥まで続いていて、先が見えない。

まるで永遠に続くんじゃないかと思うくらい先へと続いている。




「通路には終わりがあったんだから、大丈夫だよ」




後ろの梨乃が励ますように明るい声で言う。

けれど、その声も疲れ果てていた。

度重なるゾンビとの戦いで心身がすり減っている。

今すぐにここを出て、家に帰りたい。

熱いシャワーで体を温めて、ふかふかのベッドに潜り込んで眠ってしまいたい。

そうすれば、この悪夢のような1日は夢だったと思うことができそうだった。




「この階段を上がりきった先になにがあると思う?」