テーブルまで近づくと春美が手を伸ばして梨乃の体を引き上げた。
バシャッ! と水をかき分けてテーブルに登るのと、ゾンビがさっきまで梨乃が居た場所へ飛びかかったのはほぼ同時だった。
テーブルへ上がった梨乃は右胸を押さえて、バクバクと高鳴る鼓動をどうにか鎮めると、燭台を春美へ手渡した。
「私が水に潜ってゾンビの気を引くから、そのすきに後ろから攻撃して!」
春美の早口な説明に梨乃は何度も頷く。
ゾンビはその間にもテーブルの上によじ登ろうとしている。
骨とボロボロの皮だけの指先がテーブルの端にかかった。
そのタイミングで梨乃は水の中へ飛び込んだ、
水しぶきを上げて「こっち!」と、ゾンビをおびき寄せる。
ゾンビが梨乃へ振り向いた瞬間、春美が燭台を両手で強く握りしめて、その後頭部に打ち付けた!
ガンッ! と人間ではないような音がして、ゾンビが水の中に倒れ込む。
「やった!」
春美が燭台を両手で抱え持って飛び上がって喜ぶ。
しかし次の瞬間、梨乃は自分の足になにかが絡みついてくるのを感じた。
それは梨乃の左足首を掴んで水の中へと引きずりこむ。
ジャポンッ!
急に頭まで水に沈んでしまった梨乃に春美が短い悲鳴を上げた。
バシャッ! と水をかき分けてテーブルに登るのと、ゾンビがさっきまで梨乃が居た場所へ飛びかかったのはほぼ同時だった。
テーブルへ上がった梨乃は右胸を押さえて、バクバクと高鳴る鼓動をどうにか鎮めると、燭台を春美へ手渡した。
「私が水に潜ってゾンビの気を引くから、そのすきに後ろから攻撃して!」
春美の早口な説明に梨乃は何度も頷く。
ゾンビはその間にもテーブルの上によじ登ろうとしている。
骨とボロボロの皮だけの指先がテーブルの端にかかった。
そのタイミングで梨乃は水の中へ飛び込んだ、
水しぶきを上げて「こっち!」と、ゾンビをおびき寄せる。
ゾンビが梨乃へ振り向いた瞬間、春美が燭台を両手で強く握りしめて、その後頭部に打ち付けた!
ガンッ! と人間ではないような音がして、ゾンビが水の中に倒れ込む。
「やった!」
春美が燭台を両手で抱え持って飛び上がって喜ぶ。
しかし次の瞬間、梨乃は自分の足になにかが絡みついてくるのを感じた。
それは梨乃の左足首を掴んで水の中へと引きずりこむ。
ジャポンッ!
急に頭まで水に沈んでしまった梨乃に春美が短い悲鳴を上げた。



