ゾンビゲーム 〜生死をかけて脱出せよ!〜

「もう胸の上まで水が……!」




悲鳴のような声をあげてテーブルによじ登ったのは春美だった。

春美は水があまり得意ではないようで、水位が上がるにつれて青ざめていく。

ゾンビが出てこなくても、安心はできなかった。




「絶対に見つかるはずなんだ。あとは(7)の鍵穴だけなんだから」




文秋が春美の悲鳴に後押しされるように鍵穴を探し始める。

でも、もうどこを探せばいいかわからなかった。

長時間水に使っていることで疲れ果てた梨乃はテーブルによじ登って春美の隣に座った。

背の高いテーブルだけれど、ここもすでにいくらか水に浸かっている状態だ。

もう少しすれば、テーブルの上に座っていることもできなくなってしまうだろう。




「もうダメなのかな。ここで死んじゃうのかな」