ゾンビゲーム 〜生死をかけて脱出せよ!〜

「これで半分か」




文秋が洗呼吸を整えながらつぶやく。

同じペースで鍵穴を見つけることができれば問題ないけれど、(6)(7)(8)(9)の鍵穴はまだ見つけられていない。

それに、鍵穴が(10)で終わるかどうかはまだわからないのだ。

もしかしたら、20も、30もあるかもしれない。

そう思うと絶望的な気分になってしまう。

梨乃は慌てて悪い考えを頭の中から追い出した。

今はとにかく、次の鍵穴を見つけることに専念しないといけない!




「(6)の鍵穴があったよ!」




梨乃が捜索を再開しようとした時春美の声が聞こえてきた。

振り向くと春美は壁の上の方を指差している。

ちょうど壁と天井の継ぎ目に目立たないように(6)の鍵穴があった。

文秋がすぐにそちらへ向かう。

さすがにそのままでは手が届かないので、重たい椅子を引きずっていく。