ゾンビゲーム 〜生死をかけて脱出せよ!〜

1と、3と、10。

これがまたヒントになっているんだろうか?

そう思ったとき、梨乃の視界にもうひとつの鍵穴が飛び込んできた。

それは電気のスイッチのすぐ横にある。

水をかき分けて近づいていき確認すると、そこには(5)と書かれていた。




「もしかして、鍵穴の1から順番に差し込んでいけって意味なのかも……」




梨乃はふと浮かんできた考えをそのまま口に出した。

鍵穴の横に書かれているのは、その順番なのだ。




「だとすれば、すくなくても10の鍵穴があるってことか」




文秋が深刻そうな声色になる。

水位がどんどん上昇している中で残り6つの鍵穴を探し出して、順番に差し込んでいくのは至難の技だ。

最後の部屋だけなかなかゾンビが出てこないのは、脱出の難易度が高くなっているせいなのかもしれない。




「とにかく、まだ鍵穴を探さないといけないってことだね」




梨乃は覚悟を決めたようにつぶやいたのだった。