「あ、これ」
なにか見つけたようで春美が引き出しの中に手を突っ込む。
抜き出した両手に持っていたのはロウソク3本とマッチだった。
「燭台用のロウソクがあっただけだったよ」
緊張したわりにゾンビも出現しないし、少し拍子抜けした調子で春美が言う。
だけどロウソクに火を灯すことがヒントに繋がるかもしれない。
文秋が燭台をテーブルへ戻し、そこに3本のロウソクを立てる。
それだけでなんだかそれっぽい雰囲気に見えて、梨乃の背筋が寒くなった。
今にもどこからかゾンビが出現してきそうで怖い。
注意深く周囲の様子を観察しながら、春美がマッチに火をつけた。
マッチをこすったときの、灰臭さと言うかどくとくの匂いが鼻を刺激する。
普段マッチを扱うことなんてないから、春美が自分で火をつけておきながら驚いたように身をのけぞらせた。
そして少しでもマッチから遠ざかるように手を伸ばしてロウソクに火を付ける。
マッチからロウソクへの点火は素早かった。
1本目のロウソクにオレンジ色の火が灯り、ゆらゆらと揺れ始める。
その火をジッと見つめているとなんだか眠くなってきてしまいそうだ。
更にもう1本、もう1本と火をつけていくと、テーブルの上だけやけににぎやかな光景になった。
火は3人が動く度にゆらゆらと揺れる。
なにか見つけたようで春美が引き出しの中に手を突っ込む。
抜き出した両手に持っていたのはロウソク3本とマッチだった。
「燭台用のロウソクがあっただけだったよ」
緊張したわりにゾンビも出現しないし、少し拍子抜けした調子で春美が言う。
だけどロウソクに火を灯すことがヒントに繋がるかもしれない。
文秋が燭台をテーブルへ戻し、そこに3本のロウソクを立てる。
それだけでなんだかそれっぽい雰囲気に見えて、梨乃の背筋が寒くなった。
今にもどこからかゾンビが出現してきそうで怖い。
注意深く周囲の様子を観察しながら、春美がマッチに火をつけた。
マッチをこすったときの、灰臭さと言うかどくとくの匂いが鼻を刺激する。
普段マッチを扱うことなんてないから、春美が自分で火をつけておきながら驚いたように身をのけぞらせた。
そして少しでもマッチから遠ざかるように手を伸ばしてロウソクに火を付ける。
マッチからロウソクへの点火は素早かった。
1本目のロウソクにオレンジ色の火が灯り、ゆらゆらと揺れ始める。
その火をジッと見つめているとなんだか眠くなってきてしまいそうだ。
更にもう1本、もう1本と火をつけていくと、テーブルの上だけやけににぎやかな光景になった。
火は3人が動く度にゆらゆらと揺れる。



