何度でもキミに恋をする(旧題:もう一度キミと青春を)

そんな心配をよそに、翌日再会した蒼空は底抜けに明るかった。


「蒼空ー!お前久しぶりだな!!」


「悪い悪い!まじ、夏バテで死んでた」


ケラケラ笑ってクラスの中心に戻ってきた彼の姿は、私から見れば空元気にしか見えなかった。


上手く言葉で言い表せない違和感。


蒼空が蒼空じゃないような感覚。


…こんなに暑いのに、どうして長袖で登校するんだろう。


ヤケに身振り手振りが大きくて、無理して明るく振る舞っているように見える。


いつも見る屈託ない笑顔なのに、なぜこんなにも上辺だけに見えるんだろう。



“どうやって今みたいな明るい蒼空になれたの?“

“んー。仮面を被ることかな”

“仮面?”

“そ。明るい奴っていう仮面を被って生活して、家に帰ったら仮面を脱ぐ。その繰り返しをしてたら、いつのまにか仮面なしでも明るくなってた”



転校してきてすぐだった頃に交わした会話を思い出す。


「仮面…」