何度でもキミに恋をする(旧題:もう一度キミと青春を)

再び出てきてくれたお父さんの手には、スポーツ飲料が握られていた。


「暑い中来てくれてありがとう。よかったらこれ飲んで。蒼空みたいに熱中症になったら危ないし」


「ありがとうございます。すみません、なんか…」


いきなり押しかけて飲み物までいただいちゃって…。


「こっちこそごめんね。じゃあ帰り道、気をつけて」


「はい、ありがとうございました!」


ペコリと頭を下げ、茅野家を去る。


優しそうなお父さんだった。


蒼空に似ていた。


顔も、優しいところも、話し方も。


お母さんはどんな人なんだろう。


会ってみたいな…。