何度でもキミに恋をする(旧題:もう一度キミと青春を)

蒼空の家に着いた時には、陽はさらに傾き沈みかけていた。


ピーンポーン


インターホンを鳴らす。


蒼空の家はこの村で1番大きくて綺麗。


都会には当たり前にあるモニター付きのインターホンはこの村では珍しいけど、蒼空の家はモニター付きだ。


「はーい」


応答してくれたのは、お父さんだろうか。


蒼空より少し声が低い。


「蒼空くんと同じクラスの、森下花純です」


ドキドキしながらインターホンに向かって話す。


「あぁ森下さんとこの!いつも蒼空から聞いてるよ。今開けるから待ってて」


蒼空、私の話してくれてるんだ…。


そのことに胸がくすぐったくなる。


どんなふうに話してくれてるのかな。


「こんにちは。蒼空の父です」


出てきたのは、蒼空によく似たカッコいい男性。


スタイルが良くて、若々しい。


「こ、こんにちは。森下です」


ニッコリ微笑みかけてくれたその顔は、蒼空がよく見せてくれる表情と同じだ。