それから2ヶ月。
暑い暑い夏が始まる頃には、すっかりこの村に馴染むことができていた。
2ヶ月前、過去のトラウマを話して以来心が軽くなり、少しずつ笑えるようになってきた。
すると自然と交際範囲も広がって、萌音たち以外の子たちとも普通に話せるようになった。
あの日、蒼空たちに話して正解だった。
蒼空はいつも正しい道を教えてくれる。
そんな蒼空は、最近学校を休みがちだ。
「蒼空…今日もいないね」
蒼空がいない学校は、太陽が昇らない夜のように暗く感じる。
クラスの中心で明るく楽しく笑っている蒼空は、その存在だけで私を照らしてくれていた。
学校に行くモチベーションは、萌音たちに会えることもあるけど、1番大きいのは蒼空に会えること。
蒼空に会いたくて学校に来ているのに、最近はちっとも会えない。


