何度でもキミに恋をする(旧題:もう一度キミと青春を)

「ごめんなさい…」


まさか皆が私を探しているなんて、知らなかった。


どうしても一人になりたくて、秘密の滝まで来て、ボーっとしている間に過去の記憶が蘇ってしまって。


放心状態でしばらくジッとしていたら、夜の9時を過ぎていた。


あの時どうすればよかったんだろう、どうすればいじめられずに済んだんだろう。


いつ、どこで、歯車は狂ったんだろう。


そんなことばかり考えて時間を忘れてしまっていた。


「…あとでちゃんと返信しときなよ。紬には俺から連絡しとくから」


「…真中さんも…」


真中さんも私のこと探してくれてたんだ…。


「紬、けっこう心配してた。迷子になったんじゃないかとか、田舎暮らしが嫌になったんじゃないかとか」


「え…?」


真中さんが…?


「紬は、花純が思ってるような奴じゃないよ」


「……」


私のことを敵視してるんだとばかり思っていた。