何度でもキミに恋をする(旧題:もう一度キミと青春を)

「あたし、竜也のこと好きなんだよね。ほら、竜也ってカッコイイじゃん?運動神経良いし、面白いし」


「そうだね、杏とお似合いだと思う」


嘘偽りない言葉だった。


誰がどう見ても杏と竜也はお似合いで、どちらかが告白すればすぐに付き合える雰囲気だったから。


クラスの中心人物である杏と竜也。


杏は気が強く自分勝手なところもあるけど、温厚な竜也とすごく相性が良さそうに見える。


杏も竜也の言う事なら素直に聞くし、竜也も杏の提案には全力で乗っかる。


クラスどころか学年が、杏と竜也を中心に回っていた。


杏と竜也のペアは学年で1番有名で、ことあるごとにあちこちで冷やかしが起こるような雰囲気だった。


「竜也はさ、好きな人いるのかなぁ」


「杏じゃないの?私から見たら明らかに杏のことが好きなように見えるけど」