何度でもキミに恋をする(旧題:もう一度キミと青春を)

遠慮がちだけど、しっかり目を見て聞いてくれる。


軽々しく扱わないところに優しさを感じる反面、気を遣わせてしまった申し訳なさも強く感じる。


「そうなんだよねー。なんか、反りが合わなくて」


転校初日にこんな暗い話するなって感じだよね。


だからいじめられるんだ、私は。


アハハ…と笑って空気を変える。

 
前の中学でも、こういうことができればいじめられなかったのかな…。


「俺の前では無理して振る舞わないでよ」


「え…?」


ピタリと蒼空が立ち止まった。


二人の間を生温い風が吹き抜ける。 


「俺は、素の花純と仲良くしたい。無理して笑う花純じゃなくて」


「でも…私、暗いし。自分に自信ないし。そんなやつが蒼空の隣にいるのは申し訳ないというか」