何度でもキミに恋をする(旧題:もう一度キミと青春を)

クラス中が私の存在を認めてくれている。


温かく迎え入れてくれている。


こんなの初めてだ…。


いつでも私はいらない存在だった。


いてもいなくても変わらない、空気のような…ううん、価値もない、存在だった。


じんわりと目頭が熱くなる。


「じゃあ、森下の席は…廊下側の1番後ろな。茅野の隣」


「はい…」


目に浮かぶ涙を見られたくなくて、俯き加減に教室後方へ移動する。


その間、“花純ちゃんよろしくー”“あとで話しかけに行くね!”と声をかけてもらえて、余計に涙が零れそうだった。


こんな私にも優しくしてくれる人がいるんだ…。


私、ここにいていいんだ。


もう、この世に居場所なんてないんじゃないかって思っていたのに。


ここが、私の居場所…。