何度でもキミに恋をする(旧題:もう一度キミと青春を)

過去の経験が邪魔をして新しい学校にも馴染めなくて、また不登校になって気を病んで、また自殺しようとしたりしていた可能性と隣り合わせだった。


蒼空がそんな私を底なし沼から引き上げてくれたんだ。


「花純は花純でツラい経験してるんだよな。なのに俺は何も知らないのが本当に悔しい」


「いいんだよ。別に私は蒼空が覚えてくれてなくても、蒼空がそばにいてくれるだけで幸せだから」


「花純は優しいな」


「そうかな。あんまり言われない」


むしろ自分勝手で、人を傷つけてばかりの人間だから。


「誰かのために自分を犠牲にできる優しさを持ってる」


「それは蒼空が特別大切だからだよ?」


「そっか。ふふ、ありがとう」


空いている手で頭を撫でてくれた。


蒼空の頭ぽんぽん、好きだったなぁ…。


落ち着くんだよね、これ…。


「ねー、蒼空」


「ん?」


「好きだよ」


「えぇ?急にどうしたの」


「うーん、なんかそう伝えたくなったの」


「なんだそれ、可愛いな。俺も好きだよ」


この幸せが今度こそずっとずっと続きますように…。