何度でもキミに恋をする(旧題:もう一度キミと青春を)

「一言で言えばヤンチャ坊主だな」


「そうねぇ。ヤンチャだけど、人の痛みが分かる優しい子だったね」


「ヤンチャ…」


心底意外だという表情を見せる蒼空。


そんな蒼空を見ておばあちゃんがフフフと笑う。


「花純ちゃんも知らないだろうけど、この子、ことあるごとに紬ちゃんのことを泣かせてたのよ。小学生の時は特に」


「そうなの!?」


「そうよ。すぐちょっかい出すんだから」


小学生の頃の蒼空を私は知らない。


どんな子だったんだろう。


「あと、俺の畑で走り回るクソガキだったぞ」


「えぇ!?」


蒼空にもそんな時代が?


意外だなぁ…。


バツが悪そうな顔をして白米をかき込む蒼空。


「小学生の頃の蒼空なんて、ほとんどうちで育ったようなもんだったしな。アルバムもたくさん残ってるよ」


「え!見たい!」


「蒼空の記憶が戻ったら一緒に見ようか」


「うん、そうだね」


記憶が戻ってからの方が一緒に楽しめるよね。