何度でもキミに恋をする(旧題:もう一度キミと青春を)

いつの間にか蒼空のシャツが涙に濡れていた。


「花純。花純はどうしたい?本音を教えて」


蒼空が優しく頭を撫でてくれる。


その手に懐かしさを感じ、またじんわりとシャツを濡らしてしまった。


「…思い出してほしくない」


「そうじゃなくて。どうしたいのか聞いてるんだよ」


「……っ」


そんなの、本心は1つだよ。


でも、言えない。


蒼空は私が守るんだ。


「俺は花純のことが好きだよ。花純は?」


…ズルい。


そんな聞き方ズルいよ。


「教えて、花純」


そんなふうに言われて、嘘なんてつけないよ…っ。


「好きだよ…っ。大好きだから、守りたいんだよ!」


私を抱きしめる腕にいっそう力がこもった。


「離して!」


身をよじっても逃げられない。


離れられない。


まるで私たちの運命のように。