何度でもキミに恋をする(旧題:もう一度キミと青春を)

手すりから身を乗り出して下を覗けば、舜くんがチームメイトと話している姿が見える。


赤と黒のユニホームがよく似合っている。


「花純!」


後ろから肩を叩かれ振り向くと、奏がバッチリキメた服装で立っていた。


「珍しいね、奏が気合い入れてるの」


長くて綺麗な髪を丁寧に巻き、いつもより濃いメイクをし、スポーツ観戦には不向きなミニスカ、ヒールの高いサンダルを身に纏っている


「翔星が“試合が終わったら伝えたいことがある”って言うからさ」


「奏も?」


ついさっき舜くんに言われたことを奏も言われていたとは。


バスケ部のふたりが揃って話したいことってなんなんだろう…?


「奏も?って、花純も言われたの?赤嶺?」


「うん、さっき。二人して何の話なんだろうね?」


「え、そんなの1つしかないでしょ」


「え?」


奏は察しが悪い…とため息をつき、座席に腰を下ろした。


「告白でしょ、絶対」


「告白!?」


「だって、花純が桐谷くんを諦めたことは赤嶺も知ってるんでしょ?今がチャンスだもん。絶対付き合おうって言われるよ?」


そ、そうなの?