何度でもキミに恋をする(旧題:もう一度キミと青春を)

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「お昼、食べに行こ」


翌日の昼休み。


蒼空がお弁当を持って誘いに来てくれた。


昔のようにニコニコしていて、私への警戒心が消えたことを感じられる。


でも…。


でも…っ。


「ごめん、奏と約束しちゃった」


もう忘れなきゃ。


今度こそ蒼空を守ってみせる。


何もできなかったあの頃の私とは違う。


「そっか。じゃあまた今度」


ハの字に眉を下げ、うっすら微笑みを保ったままの蒼空。


この顔は、傷ついた心を隠す時の顔。


昔から変わっていない。


「……ごめん…」


ごめんね…蒼空…。


でも私…蒼空を守りたいよ。


ズタズタに傷ついた記憶を思い出してほしくない…。


でも…っ。


「…蒼空…、」


好きだよ。


今さら関係をなかったことになんてしたくないよ…。