何度でもキミに恋をする(旧題:もう一度キミと青春を)

「…俺は人殺しだ」 


「違う!!違うんだよ、蒼空…っ。蒼空は、優しい子だよ。人殺しなんかじゃない」


「俺のせいで日和が…。俺のせいで…」


「蒼空…?」


目が虚ろだ。


まずい。


「蒼空!」


「俺のせい…俺が殺した…」


「蒼空!違うよ!」 
 
 
私の声が聞こえていない。


病院行かなきゃ。


きっと、身体だけじゃなくて心も…っ。


「俺…生きてる意味ない…」


「蒼空、しっかりして」


「人殺しに…価値なんて…」


「蒼空…っ!」


救えない。


私一人じゃ、蒼空を救ってあげられない。


壊れた心を治すことなんてできない…。


「日和……」


何もない空間に手を伸ばしたかと思うと、バタリとそのまま倒れてしまった。


「蒼空!!!」