何度でもキミに恋をする(旧題:もう一度キミと青春を)


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今日は楽しかったなぁ〜。


明日も蒼空とお昼ごはん。


週末は一緒に村へ帰る。


楽しみすぎて勝手に口角が上がっちゃう。


ニヤニヤしながら歩く不審者になりそうで、無理やり手で口角を下げながら帰路につく。


明日は、蒼空とのツーショット写真を見せてみようかな。


お揃いのキーホルダーも見せてみよう。


それで少しでも思い出してくれたら…。


「ねぇ」


突然、背後から腕を掴まれ、肩がビクッと跳ね上がる。


ビックリして振り返ると、そこにいたのは真中さんだった。


「え…、なんで」


「ちょっと話さない?」


言葉は誘っている風だけど、腕にかかる圧力は強くて、とても逃げられそうにはない。


「…私、許してないからね。嘘ついて蒼空の彼女を語ったこと。蒼空を惑わせたこと」


だからもう真中さんとは話すつもりもない。


関わりたくない。


「……。話がある」


「私はない」


「紬にはある。あんたに拒否権ないから」


中学時代と変わらない、気の強い鋭い視線に曝される。