何度でもキミに恋をする(旧題:もう一度キミと青春を)

「花純視点では、俺とはどういう終わり方をしたの?」


単なる好奇心で聞いているわけではないことがよく伝わる。


私のことを知ろうとしてくれている。


ふたりの過去を、思い出そうとしてくれている。


「…中3の夏、突然いなくなったの」


本当に突然だった。


あの日あの朝の私は、これからも幸せな未来が続いていくと信じて疑わなかった。


「前の日の夜、一年前に告白し合った高台で、一緒に流れ星を見た。星にお願い事をした。一緒にいようねって約束もした」


あの時蒼空が願った事、そして流した涙の意味を、まだ教えてもらっていない。


「次の日私たちは夏祭りに行く予定だった。6時に迎えに行くからって言ってたのに、蒼空は来なかった。村中探し回ったけど、見つけられなかった。それっきり会えてなくて、次に会えたのは今年の4月だよ」


もう、涙は出ない。


今こうして蒼空と話せているから。


記憶を取り戻そうともがく蒼空を知っているから。


「じゃあ…、初めて会った日、花純にとっては再会した日、俺…めちゃくちゃ花純のこと傷つけてたんだ。本当にごめん」


「いいよいいよ!だって蒼空からしたら見知らぬ女にいきなり馴れ馴れしくされたってことでしょ?私が蒼空でも、同じ対応すると思う」