何度でもキミに恋をする(旧題:もう一度キミと青春を)

プライベートなことすぎて、今の蒼空には聞きづらい。


蒼空の記憶が戻ったときに聞こう。


今の私はまだ、蒼空にとっては“知らない他人”だから。


彼女でもなんでもないから。


立ち入ったことは聞けないよね。


―ピコン


スマホが光った。


「っ!」


蒼空だ。


【紬と話した】


それだけの短いメッセージ。


すぐに既読をつけると、続きのメッセージが送られてきた。


【紬には抱かない感情を森下さんには抱くこと、根拠はないけど森下さんと離れたらいけない気がすることを伝えた】


【真中さんは何て?】


【勘違いだって怒ってた。付き合ってたのは私なのに、違う女の方を選ぶの?って泣かれた】


…蒼空がここまで疑ってるのに、まだそんなこと言ってるんだ。


往生際が悪い。


昔の真中さんにはそんなイメージなかったのにな。


私が蒼空と付き合ってることを知ったら、ざっと手を引いてくれた。


なのにどうして今になってこんなに固執するんだろう。


蒼空が記憶を失って、チャンスだと思ったのかな。