「今日、紬と話してみようと思う」
「……うん…」
真中さんはきっと認めないと思う。
私が嘘をついてるって言い張ると思う。
蒼空は、どっちを信じるのかな。
「俺の心は森下さんを信じてる」
「蒼空…っ」
堪えきれなくなった嗚咽を誤魔化すためにしゃがみ込んで膝に顔をうずめる。
「…今までごめん。紬のことだけを信じて、冷たい態度とって、傷つけてごめん」
蒼空の声が近くに聞こえ、一緒にしゃがみ込んでくれているんだとわかった。
「…っ、蒼空、」
「なに…?」
蒼空の手が背中に触れた。
「好き…っ。好きだよ、蒼空…っ」
「…ありがとう」
優しい声だった。
でも、いつもなら、“俺も”って続いていたのに、続かなかった。
それに気づいてしまって、余計に涙が押し寄せる。
「家まで送ってくよ。立てる?」
首を横に振って答える。
もし、記憶が戻っても、感情まで取り戻すとは限らない。
私のこと、好きじゃなくなってるかもしれない。
好きだよって言ってほしい。
また、蒼空の優しい愛のある言葉を聞きたいよ。
でも…。
叶わなかったらどうしよう。
記憶が戻ってもなお、真中さんを選んだら…?
「……うん…」
真中さんはきっと認めないと思う。
私が嘘をついてるって言い張ると思う。
蒼空は、どっちを信じるのかな。
「俺の心は森下さんを信じてる」
「蒼空…っ」
堪えきれなくなった嗚咽を誤魔化すためにしゃがみ込んで膝に顔をうずめる。
「…今までごめん。紬のことだけを信じて、冷たい態度とって、傷つけてごめん」
蒼空の声が近くに聞こえ、一緒にしゃがみ込んでくれているんだとわかった。
「…っ、蒼空、」
「なに…?」
蒼空の手が背中に触れた。
「好き…っ。好きだよ、蒼空…っ」
「…ありがとう」
優しい声だった。
でも、いつもなら、“俺も”って続いていたのに、続かなかった。
それに気づいてしまって、余計に涙が押し寄せる。
「家まで送ってくよ。立てる?」
首を横に振って答える。
もし、記憶が戻っても、感情まで取り戻すとは限らない。
私のこと、好きじゃなくなってるかもしれない。
好きだよって言ってほしい。
また、蒼空の優しい愛のある言葉を聞きたいよ。
でも…。
叶わなかったらどうしよう。
記憶が戻ってもなお、真中さんを選んだら…?


