✡✡
放課後。
赤嶺くんと映画デート。
デートなのかわからないけど、きっと赤嶺くんはそういうつもりで誘ってくれたんだよね。
蒼空のことばっかり考えてちゃ赤嶺くんに失礼だ。
「えっ、ポップコーン、チョコレート味あんじゃん!珍しくね?」
チケットを発券してすぐ、赤嶺くんがポップコーンの看板の前に駆け寄る。
眩しいくらいの笑顔で看板のポップコーンを指差している。
「チョコ好きなの?」
「というより、チョコ味のポップコーンが珍しくない?これ買お。森下は?何食いたい?」
「ふふっ。味より珍しさなんだ」
たしかに、チョコ味は珍しいかも。
私も気になってきちゃった。
「私もチョコにしようかなぁ」
「じゃあ俺塩にするわ。半分ずつ食おうぜ」
「いいの?ありがとう」
「いいってことよ」
大きくグッジョブポーズをしてレジに並ぶ赤嶺くん。


