「さてと、、、。 何処に隠れようかなあ?」 果物屋を通り過ぎたユーはきょろきょろしながら通りを走っています。
荷物を運んでいるらしいトラックがユーの横を擦り抜けていきました。 「怖いなあ。 気を付けてよ!」
吼えてみたって聞いてくれるわけも有りません。 ユーはまたまた走り始めました。
「ユーは何処まで行くんだろう? あそこは湧き水じゃない。 喉でも乾いたのかな?」 リーは屋根の上からユーを見下ろしています。
ユーはそんなリーには気付きもせずに水を飲んでからまた走り始めました。 そして、、、。
「あれあれ? 子猫が居る。」 道路脇を疲れたような子猫が歩いています。
よろよろしているその子が道路に飛び出したものだから大変。 「危ない!」
ユーは思わず子猫に飛び付いて草むらへ、、、。 ところが、、、。
「キャーーーーーーー!」 転がったはずみでマンホールへ。
のんびりと塀の上を歩いていたリーは聞こえてきたユーの叫び声に立ち竦んでしまいました。 「何?」
辺りを見回していたリーですが、ユーの姿を見付けられません。 「何処に居るんだろう?」
(もしかして事故にでも遭ったんじゃ、、、?) なかなかユーの姿が見えないので気持ちが焦ってきます。
湧き水を通り過ぎてしばらく行くと、、、。 「助けてーーーーーーー!」という声が聞こえてきました。
「死んではいないようだけど、何かやったのね。 しょうがないなあ。」 ブツブツ言いながら声が聞こえるほうへリーは走ります。
着いてみるとユーはマンホールのふちに掴まって泡を吹いていました。 「何してるのよ?」
「わ、わ、わ、わ、、、訳は後で話すから助けて!」 どうやら落っこちそうになっていることは分かりましたが、、、。
どうにもこうにもリーだってどうしていいのか分かりません。 「じゃあ、これに掴まって。」
そう言ってリーは尻尾をユーに差し出しました。 「いてーーーーーーーー!」
その尻尾にユーが思い切り噛み付いたのでリーは悲鳴を上げました。 でもユーを助けないわけにはいきません。
何とか踏ん張ってユーを引き上げました。 「いつまで噛み付いてるのよ?」
「ご、ご、ご、ごめん。」 何とか引き上げてもらったユーは地面に座り込んでしまいました。 「何が有ったの?」
「走ってたらさ、子猫が歩いてきたの。 そんで見てたら道路に飛び出したもんだから慌てて飛んで行って押し戻したのよ。」 「うんうん。」
「そこまでは良かったんだけど、草むらに飛び込んだ勢いでマンホールにまで転がっちゃって、、、。」 それで中途半端に開いていた蓋に乗っかってひっくり返ったわけですね。
「そっか。 でもユーが死ななくてよかったよ。 安心した。」 「でもさあ、今日も私の負けね?」
「え? 勝ちも負けも無いよ。」 「何で?」
「だってさあ、、、いてててて。」 リーはユーが噛みついて血だらけになった尻尾を舐めています。
「大丈夫なの?」 「大丈夫。 噛み千切られてないから、、、。」
「んもう、、、、。」 「ユーが無事だったからそれでいいの。」
「あの子は、、、?」 ふと子猫が気になったユーは辺りを見回すのですが、、、。
草むらにまで転がって行ったはずの子猫はもう居ません。 「何処に行ったんだろう?」
「いいじゃない。 無事だったんだよ。 さあ帰ろう。 夜ご飯が待ってる。」
リーはまだまだ痛む尻尾を振りながらユーを誘うのです。 なんだかユーは今日もしょんぼりしたまま、、、。
「やっちゃったなあ。 でもリーには勝てないや。」 空を見上げると真っ赤な夕日が沈んでいくのが見えました。
明日は何が有るんでしょう?
荷物を運んでいるらしいトラックがユーの横を擦り抜けていきました。 「怖いなあ。 気を付けてよ!」
吼えてみたって聞いてくれるわけも有りません。 ユーはまたまた走り始めました。
「ユーは何処まで行くんだろう? あそこは湧き水じゃない。 喉でも乾いたのかな?」 リーは屋根の上からユーを見下ろしています。
ユーはそんなリーには気付きもせずに水を飲んでからまた走り始めました。 そして、、、。
「あれあれ? 子猫が居る。」 道路脇を疲れたような子猫が歩いています。
よろよろしているその子が道路に飛び出したものだから大変。 「危ない!」
ユーは思わず子猫に飛び付いて草むらへ、、、。 ところが、、、。
「キャーーーーーーー!」 転がったはずみでマンホールへ。
のんびりと塀の上を歩いていたリーは聞こえてきたユーの叫び声に立ち竦んでしまいました。 「何?」
辺りを見回していたリーですが、ユーの姿を見付けられません。 「何処に居るんだろう?」
(もしかして事故にでも遭ったんじゃ、、、?) なかなかユーの姿が見えないので気持ちが焦ってきます。
湧き水を通り過ぎてしばらく行くと、、、。 「助けてーーーーーーー!」という声が聞こえてきました。
「死んではいないようだけど、何かやったのね。 しょうがないなあ。」 ブツブツ言いながら声が聞こえるほうへリーは走ります。
着いてみるとユーはマンホールのふちに掴まって泡を吹いていました。 「何してるのよ?」
「わ、わ、わ、わ、、、訳は後で話すから助けて!」 どうやら落っこちそうになっていることは分かりましたが、、、。
どうにもこうにもリーだってどうしていいのか分かりません。 「じゃあ、これに掴まって。」
そう言ってリーは尻尾をユーに差し出しました。 「いてーーーーーーーー!」
その尻尾にユーが思い切り噛み付いたのでリーは悲鳴を上げました。 でもユーを助けないわけにはいきません。
何とか踏ん張ってユーを引き上げました。 「いつまで噛み付いてるのよ?」
「ご、ご、ご、ごめん。」 何とか引き上げてもらったユーは地面に座り込んでしまいました。 「何が有ったの?」
「走ってたらさ、子猫が歩いてきたの。 そんで見てたら道路に飛び出したもんだから慌てて飛んで行って押し戻したのよ。」 「うんうん。」
「そこまでは良かったんだけど、草むらに飛び込んだ勢いでマンホールにまで転がっちゃって、、、。」 それで中途半端に開いていた蓋に乗っかってひっくり返ったわけですね。
「そっか。 でもユーが死ななくてよかったよ。 安心した。」 「でもさあ、今日も私の負けね?」
「え? 勝ちも負けも無いよ。」 「何で?」
「だってさあ、、、いてててて。」 リーはユーが噛みついて血だらけになった尻尾を舐めています。
「大丈夫なの?」 「大丈夫。 噛み千切られてないから、、、。」
「んもう、、、、。」 「ユーが無事だったからそれでいいの。」
「あの子は、、、?」 ふと子猫が気になったユーは辺りを見回すのですが、、、。
草むらにまで転がって行ったはずの子猫はもう居ません。 「何処に行ったんだろう?」
「いいじゃない。 無事だったんだよ。 さあ帰ろう。 夜ご飯が待ってる。」
リーはまだまだ痛む尻尾を振りながらユーを誘うのです。 なんだかユーは今日もしょんぼりしたまま、、、。
「やっちゃったなあ。 でもリーには勝てないや。」 空を見上げると真っ赤な夕日が沈んでいくのが見えました。
明日は何が有るんでしょう?


