「…え!?つ、付き合う…っ!」


「…ふっ、あはは!」



体を離した千瑛が、私のぐちゃぐちゃの顔を見て吹き出した。



「本当、茉莉花は泣き虫だよな…」



ゆっくり近づいてくる千瑛の顔をずっと見ていたかったけど、大人しく目を閉じる。


校庭ではちょうどマイムマイムの曲が終わったところだった。