凄絶!麻衣ロード/その4
麻衣
「倉橋さん、明日、星流会と会う前に、あなたに聞かなくちゃいけないことがあるわ」
「何だい?」
「剣崎さんは相馬豹一がいなくなった相和会は所詮、それまでとは別のものだって明言しててたわ。あなたもそう思う?」
「そうだな。俺も同感だ。残念だが…」
「そう…。じゃあ、あなたは、そんな組でも今まで通り命を張れるの?」
「ああ、それは変わらない」
「相馬さんはいつ命を落としてもって覚悟で、ずっと生きてきた。でも組の為にじゃないわ。たとえ自分が作った相和会でも、あの人、執着なかったと思う。もっと言えば、別に相和会なんかぶっ潰してもかまない、そういうことだったよ。あなたは、組よりそんな相馬さんの為に、命をかけて疾走してきたと思う。違う?」
「いや、君の言うとおりだよ」
彼、キッパリだわ
...
「それならよ、今まで通りっていうのは、なぜ?仕事だと割り切ってとか、そういうことなのかな?」
「俺は相馬さんには、どうしようもないほど惹かれて生きてきた。でもよう、剣崎さんにも命に代えてでも返したい恩義とかがあるんだ。だから、あの人が組を引っ張っていく限りは今まで通りさ。仕事だからっての意識ではない」
私には、この時の彼の気持ちが自分の中に、スーッと入ってきた
...
この時、彼はサングラスをかけていなかった
その目、とても澄んでいた気がした
この人と検崎さん…
数え切れないほどの修羅場を、一緒に乗り超えてきたんだろう…
全く気質が違うのに、血のつながった兄弟のようにわかり合ってる
その実感は、1年数か月の間に、しっかり”目撃”してきたよ
これ、わかる…
一人っ子の私には…
倉橋さん…、私にとっての検崎さんは亜咲さんなんだ
でも私はあの人を…
憧れのあの人を…
...
「よくわかったわ。私も組の外部ではあったけど、剣崎さんには恩義ってもの持ってる。何しろ最初からだし…。どうなんだろう…、私も倉橋さんと同じ感覚が必要なのかな」
「いや、君は俺と一緒の感覚は必要ない。この前定めた二人のルールに基づけばいいと思う。俺はな…。だから、明日はいや、これからも迷わずやりたいようにやれ。そんな君に惚れたんだから。相馬さんの感覚かな、これ…」
私は最初、この人を好きになった時、相馬さんと重ね合わせていた
相馬さんが好きになって、死んじゃったから、この人って…
ついこの間まで…
でもこの人の”覚悟”をリッチネルで2回心に刻まれ、”先”に進んだ
あなたと私…
結びついてる
だから、何も怖くないよ、私…
麻衣
「倉橋さん、明日、星流会と会う前に、あなたに聞かなくちゃいけないことがあるわ」
「何だい?」
「剣崎さんは相馬豹一がいなくなった相和会は所詮、それまでとは別のものだって明言しててたわ。あなたもそう思う?」
「そうだな。俺も同感だ。残念だが…」
「そう…。じゃあ、あなたは、そんな組でも今まで通り命を張れるの?」
「ああ、それは変わらない」
「相馬さんはいつ命を落としてもって覚悟で、ずっと生きてきた。でも組の為にじゃないわ。たとえ自分が作った相和会でも、あの人、執着なかったと思う。もっと言えば、別に相和会なんかぶっ潰してもかまない、そういうことだったよ。あなたは、組よりそんな相馬さんの為に、命をかけて疾走してきたと思う。違う?」
「いや、君の言うとおりだよ」
彼、キッパリだわ
...
「それならよ、今まで通りっていうのは、なぜ?仕事だと割り切ってとか、そういうことなのかな?」
「俺は相馬さんには、どうしようもないほど惹かれて生きてきた。でもよう、剣崎さんにも命に代えてでも返したい恩義とかがあるんだ。だから、あの人が組を引っ張っていく限りは今まで通りさ。仕事だからっての意識ではない」
私には、この時の彼の気持ちが自分の中に、スーッと入ってきた
...
この時、彼はサングラスをかけていなかった
その目、とても澄んでいた気がした
この人と検崎さん…
数え切れないほどの修羅場を、一緒に乗り超えてきたんだろう…
全く気質が違うのに、血のつながった兄弟のようにわかり合ってる
その実感は、1年数か月の間に、しっかり”目撃”してきたよ
これ、わかる…
一人っ子の私には…
倉橋さん…、私にとっての検崎さんは亜咲さんなんだ
でも私はあの人を…
憧れのあの人を…
...
「よくわかったわ。私も組の外部ではあったけど、剣崎さんには恩義ってもの持ってる。何しろ最初からだし…。どうなんだろう…、私も倉橋さんと同じ感覚が必要なのかな」
「いや、君は俺と一緒の感覚は必要ない。この前定めた二人のルールに基づけばいいと思う。俺はな…。だから、明日はいや、これからも迷わずやりたいようにやれ。そんな君に惚れたんだから。相馬さんの感覚かな、これ…」
私は最初、この人を好きになった時、相馬さんと重ね合わせていた
相馬さんが好きになって、死んじゃったから、この人って…
ついこの間まで…
でもこの人の”覚悟”をリッチネルで2回心に刻まれ、”先”に進んだ
あなたと私…
結びついてる
だから、何も怖くないよ、私…



