凄絶!麻衣ロード/その3
麻衣
「そこでだ…。全国組織側からのアプローチは積まれたってことなんで、要はこっちの出方が迫られてるって訳なんだが…」
ここで倉橋さんはタバコを一本取りだした
私は、テーブルに乗っかっていたクリスタルのライターを手に、火を差し出した
”フーッ”
まずは大きくひと煙を吐いて、彼はさらに話を続けた
どうやら、今日の話は”核心”に向かっていきそうな気がしたわ
「…普通に考えれば、離脱者への制裁はきっちりってとこなんだが、今回はそう単純にはコトを起こせない。向こうもその辺を読んだ上だろうしな。つまるところ、こっちの不都合なネタとのバーターで持ちかけてくると読んでるんだ」
ここまで来ると、私でも”その先”がやんわりとながら見通せた
まあ、かなり緊迫の局面に差し掛かっていることは間違いない
...
「剣崎さんと矢島さんの間では、すでに相馬会長亡きあとの中長期的な青写真は、しっかりと固まってるからね。関東・関西双方には、これからの相和会のスタンスをしっかり認めさせ、ある一定のラインで落としどころとするよ」
「倉橋さん、はっきり言って‼…私が明日、星流会のトップと会ったその成り行き次第では、お互いの条件闘争に影響を与えることになるの?」
「ああ、影響は大きいと思う。たぶん、関西もその結果を注目してるさ。君が”爆弾”なのは、もはや相和会だけにとどまらない。そこまで来てるよ」
倉橋さんはいつも通りクールに語りかけてくれてるけど、どこか感情がこもってる感じだ
「…いいかい、諸星もその”後ろ”も、君を一女子高生のズベ程度で見据えていない。相馬豹一の狂気を受け継いだ”厄介者”、”危険人物”として見なしつつある。そして、奴らがそういう見方をしていることを、矢島さんと検崎さんも承知だってことだ」
私は彼の澄んだ目から視線を、一瞬たりと離さない
瞬きだって拒絶してる
...
「…これを十分かみ砕いた上でなら、君がどんな態度をとろうが、俺は麻衣ちゃんの側だ」
やはり自由にさせると言った一方で、私の身を案じてくれてる
彼には私の深い真のところまで理解してもらってるし
それだけで、私は十分嬉しいよ
心から愛してるわ、優輔さん…
麻衣
「そこでだ…。全国組織側からのアプローチは積まれたってことなんで、要はこっちの出方が迫られてるって訳なんだが…」
ここで倉橋さんはタバコを一本取りだした
私は、テーブルに乗っかっていたクリスタルのライターを手に、火を差し出した
”フーッ”
まずは大きくひと煙を吐いて、彼はさらに話を続けた
どうやら、今日の話は”核心”に向かっていきそうな気がしたわ
「…普通に考えれば、離脱者への制裁はきっちりってとこなんだが、今回はそう単純にはコトを起こせない。向こうもその辺を読んだ上だろうしな。つまるところ、こっちの不都合なネタとのバーターで持ちかけてくると読んでるんだ」
ここまで来ると、私でも”その先”がやんわりとながら見通せた
まあ、かなり緊迫の局面に差し掛かっていることは間違いない
...
「剣崎さんと矢島さんの間では、すでに相馬会長亡きあとの中長期的な青写真は、しっかりと固まってるからね。関東・関西双方には、これからの相和会のスタンスをしっかり認めさせ、ある一定のラインで落としどころとするよ」
「倉橋さん、はっきり言って‼…私が明日、星流会のトップと会ったその成り行き次第では、お互いの条件闘争に影響を与えることになるの?」
「ああ、影響は大きいと思う。たぶん、関西もその結果を注目してるさ。君が”爆弾”なのは、もはや相和会だけにとどまらない。そこまで来てるよ」
倉橋さんはいつも通りクールに語りかけてくれてるけど、どこか感情がこもってる感じだ
「…いいかい、諸星もその”後ろ”も、君を一女子高生のズベ程度で見据えていない。相馬豹一の狂気を受け継いだ”厄介者”、”危険人物”として見なしつつある。そして、奴らがそういう見方をしていることを、矢島さんと検崎さんも承知だってことだ」
私は彼の澄んだ目から視線を、一瞬たりと離さない
瞬きだって拒絶してる
...
「…これを十分かみ砕いた上でなら、君がどんな態度をとろうが、俺は麻衣ちゃんの側だ」
やはり自由にさせると言った一方で、私の身を案じてくれてる
彼には私の深い真のところまで理解してもらってるし
それだけで、私は十分嬉しいよ
心から愛してるわ、優輔さん…



