美しき毒、さらに…/その4
麻衣
昨日、剣崎さんと会って、気が付いた
私としたことがうっかりしてたわ
あの花火の反響はまだ来る…
相和会からの出方がサプライズだったせいで、そっちばかりに気がまわってたから…
で、今日は最初に買い物をした
金物屋と薬局で
私のカンにしたがって…
...
その足でまずアツシと話をつけた
久美とはきっかり別れることを誓ってくれたよ
別に何のことはない
それで、コイツはこの後もいろいろと使えるんで…
今日、その種をまいておいた
猛毒入りのやつをね…(笑)
そういうことになる
...
さて…、これから、火の玉川原だ
その久美と一緒に、祥子と馬美に頭を下げることになってる
久美は浅はかなヤツだが、ずっと連れた私には責任がある
それに、なんだかんだ言っても、南玉連合への愛着は否定できないし…
刃根さんや亜咲さんにも、申し訳ない気持ちがあるから
…
「…今回は急に、勝手に南玉を出た私の責任だ。申し訳ないと思ってる。久美のことはどうか許してやってくらないか。この通りだよ…」
私は久美と並んで南玉のアタマの一人、津波祥子と元レッドドッグッスの高滝馬美に頭を下げた
1年前…、私はこの二人にタイマンを張らせ、結果、馬美はドッグスを去った
そこに、裏でかかわっていたのが北田久美だ
当然、導いたのは私になるが、馬美は久美を恨んだ
久美の性根を見抜いていた馬美は、いずれドッグスと南玉連合のメンバーにも災いをもたらすことを私や祥子に警告していたよ
この夏に私が南玉を抜けたあと、後ろ足で砂をけるようにして久美も離脱し、南玉にケンカを売った
まさに、馬美の予期した通りになった訳だ
...
「…久美には例の相和会のチンピラと別れさせたよ。こいつもヤツにいろいろ吹き込まれたこともあるし、心を入れ替えると言ってる。もう一度だけ、久美のこと信じてやってくれないか」
すると、バイクの横に立ち、腕組みしながら聞いていた祥子が、まず口を開いた
「麻衣、もうアタマ上げろよ。なあ…」
「いや、二人が許してくれるまでダメだ。頼む…」
隣の久美はもう泣きじゃくって、私と競うかのように、深々と頭を下げ続けてる
...
「…。なあ、馬美、どうだ?麻衣がここまでなんだ。私はこれで収めてもいいと思うが」
ここで沈黙し、その間、穏やかな川のせせらぎが耳に届いていた
やがて、馬美が言葉を発した
「わかった。麻衣にここまでされたんじゃな…。祥子、私は外部のモンだし権限はないから今後の対処はアンタに任せる。久美、今までのことは忘れるよ。さあ、頭あげなよ、もう…」
「わあ…、馬美!ありがとう、許してくれて…。本当にゴメンよ!」
ふう…、どうやら馬美が納得してくれたらしいや…
久美は馬美に抱き着いて号泣だ
相変わらず派手に泣くヤツだよ(苦笑)
麻衣
昨日、剣崎さんと会って、気が付いた
私としたことがうっかりしてたわ
あの花火の反響はまだ来る…
相和会からの出方がサプライズだったせいで、そっちばかりに気がまわってたから…
で、今日は最初に買い物をした
金物屋と薬局で
私のカンにしたがって…
...
その足でまずアツシと話をつけた
久美とはきっかり別れることを誓ってくれたよ
別に何のことはない
それで、コイツはこの後もいろいろと使えるんで…
今日、その種をまいておいた
猛毒入りのやつをね…(笑)
そういうことになる
...
さて…、これから、火の玉川原だ
その久美と一緒に、祥子と馬美に頭を下げることになってる
久美は浅はかなヤツだが、ずっと連れた私には責任がある
それに、なんだかんだ言っても、南玉連合への愛着は否定できないし…
刃根さんや亜咲さんにも、申し訳ない気持ちがあるから
…
「…今回は急に、勝手に南玉を出た私の責任だ。申し訳ないと思ってる。久美のことはどうか許してやってくらないか。この通りだよ…」
私は久美と並んで南玉のアタマの一人、津波祥子と元レッドドッグッスの高滝馬美に頭を下げた
1年前…、私はこの二人にタイマンを張らせ、結果、馬美はドッグスを去った
そこに、裏でかかわっていたのが北田久美だ
当然、導いたのは私になるが、馬美は久美を恨んだ
久美の性根を見抜いていた馬美は、いずれドッグスと南玉連合のメンバーにも災いをもたらすことを私や祥子に警告していたよ
この夏に私が南玉を抜けたあと、後ろ足で砂をけるようにして久美も離脱し、南玉にケンカを売った
まさに、馬美の予期した通りになった訳だ
...
「…久美には例の相和会のチンピラと別れさせたよ。こいつもヤツにいろいろ吹き込まれたこともあるし、心を入れ替えると言ってる。もう一度だけ、久美のこと信じてやってくれないか」
すると、バイクの横に立ち、腕組みしながら聞いていた祥子が、まず口を開いた
「麻衣、もうアタマ上げろよ。なあ…」
「いや、二人が許してくれるまでダメだ。頼む…」
隣の久美はもう泣きじゃくって、私と競うかのように、深々と頭を下げ続けてる
...
「…。なあ、馬美、どうだ?麻衣がここまでなんだ。私はこれで収めてもいいと思うが」
ここで沈黙し、その間、穏やかな川のせせらぎが耳に届いていた
やがて、馬美が言葉を発した
「わかった。麻衣にここまでされたんじゃな…。祥子、私は外部のモンだし権限はないから今後の対処はアンタに任せる。久美、今までのことは忘れるよ。さあ、頭あげなよ、もう…」
「わあ…、馬美!ありがとう、許してくれて…。本当にゴメンよ!」
ふう…、どうやら馬美が納得してくれたらしいや…
久美は馬美に抱き着いて号泣だ
相変わらず派手に泣くヤツだよ(苦笑)



