運命の急流/その7
ケイコ
アキラがガチッと受け止めてくれた
一切の躊躇もなく
いや、ないわけはない
私に言葉を返してくれるまでの短い間
戸惑いとか不安とかが立ちはだかったんだよ
きっとさ…
でも、私のど真ん中をしっかりと理解してくれた
私の目を見つめていたアキラの気持ちも、スーッと心に届いたし
だから私も短く言葉を返した
...
「この靴、薫と絵美からもらったんだ」
私はおろしたてのジョギングシューズを指さした
「そう…、友情の証だね」
「うん…。アキラにもよろしくって」
アキラは二ニコニコして頷いてた
私はその場で足を上げ下げして見せた
ウォーミングアップでね
「ピンクのラインかわいいね」
アキラとはもっと一緒にいたいけど…
今日はここでお別れする
...
アキラの視線を背に受けてる
友情のズッシリ詰まったシューズで走ってる
そして、アキラと私を応援してくれる妹もいる
さあ、お父さんの帰国も間近かに控えた
私たちの乗った急流は、いよいよ激しさを増してきたわ
ケイコ
アキラがガチッと受け止めてくれた
一切の躊躇もなく
いや、ないわけはない
私に言葉を返してくれるまでの短い間
戸惑いとか不安とかが立ちはだかったんだよ
きっとさ…
でも、私のど真ん中をしっかりと理解してくれた
私の目を見つめていたアキラの気持ちも、スーッと心に届いたし
だから私も短く言葉を返した
...
「この靴、薫と絵美からもらったんだ」
私はおろしたてのジョギングシューズを指さした
「そう…、友情の証だね」
「うん…。アキラにもよろしくって」
アキラは二ニコニコして頷いてた
私はその場で足を上げ下げして見せた
ウォーミングアップでね
「ピンクのラインかわいいね」
アキラとはもっと一緒にいたいけど…
今日はここでお別れする
...
アキラの視線を背に受けてる
友情のズッシリ詰まったシューズで走ってる
そして、アキラと私を応援してくれる妹もいる
さあ、お父さんの帰国も間近かに控えた
私たちの乗った急流は、いよいよ激しさを増してきたわ



