ヒートフルーツ【特別編集版第2部】/リアル80’S青春群像ストーリー♪

勃発/その6
バグジー



ここが火の玉川原か…

その昔、女達がその情念の丈を凌ぎ合う、決闘の場とした聖地…

川の水は決して澄んではいないが、いいな…

私の故郷も千曲川という由諸ある名高い水の流れがある

川のせせらぎで血をたぎらせる…

珠玉さ


...


「おお砂垣、こっちがバグジーこと、柴崎典男君だ。まあ、お互いよくコミュニケーションとって、鞍上よくやってくれ。なら、後は任せるんで、帰るぜ」

「こんちわ。バグジーさん、俺は砂垣ってもんだ。聞いてると思うけど」

「ああ、聞いてる。なんか筋金入りの風見鶏だってな」

「なんだと!てめえ、金で雇われてる分際でいい気になるなよ!」

「蘇我!落ち着け…。バグジーさんよ、要は俺があんたを所管だ。気に入らねえんだったら、受け取った現ナマ返上で、引き上げなよ。別に止めねえよ、こっちは」

「あんた、どうした?評判と違うな。風見鶏っていうから、もっとアレかと思ってたが…」

「はあ‥?」

「まあ、気を悪くしたら、訂正する」

「てめえ、訂正じゃねえだろ!謝罪だっての!」


...



「蘇我、やめろって。はは、まあ、バグジーさん、なるべくなら仲良くやろうや。それで、早速なんだが、今回の役目は聞いてるよな?」

「星流会からは、主に女の集団が相手だと聞いてる」

「そうだ。だが、女と言ったって、そこらの腑抜けた男なんか束になっても蹴散らすような輩だよ。まずは気を引き締めてくれ。それで、アンタの”力具合”を事前に見定めたいんだが…」

「手っ取り早く相手にケンカ売って、それを見てもらえばわかってくれると思うが…」

「ハハハ…、あのさあ、こっちもいろいろ方針がある訳なんで、やたらめったらケンカはしかけられないんだよ。相手との駆け引きもあるし。まあ、やるんなら、こっちとは利害関係がない相手じゃないとな…」

「わかった。じゃあ、ムショから戻ったら落とし前をつける相手がいるんで、そこを見学してもらうか」

「砂さん、それなら問題ないだろう」

「そうだな…。なら、その場を見学ってことでいいかい、バグジーさん」

「ああ、決行がはっきりしたら連絡しよう」

「じゃあ、当面の連絡はこの大場ってことで頼むわ」

大場と蘇我は取るに足らないカスだが、砂垣はいい

予想が外れたわ