ざわめき/その7
砂垣
「あのー、面会に来たんですけど。ええと101号室のなんですが…」
「…」
なんだよ、今度は声も帰ってこねえじゃんか
ふう…、なんだっての!
まあ、これじゃデートってこと、絶対ねーや
「あのー!」
もう一度、奥に向かって大きな声を発すると、少ししてスリッパの音が耳に入ってきた
その主は受付の中じゃなくて、廊下の奥からだった
そして間もなく、俺の前にやってきたのは、デカい中年の男だったよ
とりあえず白衣着てるし、医者みたいだ
「あのう…、101号室の…」
「ああ、今会わせてやる。こっちだ」
何ともぶっきらぼうで感じ悪いや
こんな病院あんのかよってところだ、全く…
...
「ここだよ。入んな。終わったら勝手に帰っていいからよ」
うわあ…、これまた古い市営住宅みたいな木の扉だ
医者らしき男は、きちっと閉まっていない状態の戸を軽くおっぺすと、自分はさっさと引き揚げてった
病室内に顔を突っ込むと、ベッドがふたつの狭い部屋だった
一目で、ひとつは空きベッドで、窓際の奥は人が寝ているのが分かった
さあ、とにかく中へ入ろう
「おじゃましますよ…」
俺はゆっくりと、窓側のベッドへ足を運んだ
「あのう、俺、こういう手紙もらって、ここ来たんですけど…」
どうやら男の人らしい
「ああ、砂垣君…」
そう言ってこっちに向けた顔を見て仰天した
えーっ!
アツシさんなのか…?
砂垣
「あのー、面会に来たんですけど。ええと101号室のなんですが…」
「…」
なんだよ、今度は声も帰ってこねえじゃんか
ふう…、なんだっての!
まあ、これじゃデートってこと、絶対ねーや
「あのー!」
もう一度、奥に向かって大きな声を発すると、少ししてスリッパの音が耳に入ってきた
その主は受付の中じゃなくて、廊下の奥からだった
そして間もなく、俺の前にやってきたのは、デカい中年の男だったよ
とりあえず白衣着てるし、医者みたいだ
「あのう…、101号室の…」
「ああ、今会わせてやる。こっちだ」
何ともぶっきらぼうで感じ悪いや
こんな病院あんのかよってところだ、全く…
...
「ここだよ。入んな。終わったら勝手に帰っていいからよ」
うわあ…、これまた古い市営住宅みたいな木の扉だ
医者らしき男は、きちっと閉まっていない状態の戸を軽くおっぺすと、自分はさっさと引き揚げてった
病室内に顔を突っ込むと、ベッドがふたつの狭い部屋だった
一目で、ひとつは空きベッドで、窓際の奥は人が寝ているのが分かった
さあ、とにかく中へ入ろう
「おじゃましますよ…」
俺はゆっくりと、窓側のベッドへ足を運んだ
「あのう、俺、こういう手紙もらって、ここ来たんですけど…」
どうやら男の人らしい
「ああ、砂垣君…」
そう言ってこっちに向けた顔を見て仰天した
えーっ!
アツシさんなのか…?



