果てなく、妖しく…/その10
麻衣
「久美、私だって、お前がかわいいんだ。いいか、このままじゃお前、潰されるぞ。馬美がフリーの立場で、祥子や多美と連携したんだ」
「…」
「私は南玉去ったし、もう戻る気もない。もし、お前が3人に詫びを入れられるんなら、そのスタンスで私が説得する。そうなりゃ、真樹子さんも祥子に謝罪するって言ってくれてるし。どうだ、久美…」
「麻衣、ありがとう。私、こんな頭、いくらでも下げる。もちろん心を込めて。だから、頼むよ。お願いします、麻衣ー!」
久美は私に抱きついてきて、また大泣きだ
...
「よし。なら、私に任せろ。ただ、馬美はそう簡単にはいかないぞ。まあ、アイツの件は私も関わってのことだったから…、そうだ、馬美には私もお前と一緒に頭下げよう。許してくれるまで…」
「麻衣ー!ありがとう。本当にゴメンね。私、今度こそ、根性入れ替えるから。わーん!」
しかし泣きながらでも、よくしゃべる女だな…(苦笑)
だが、内心ニヤリときた
実はこの”一言”を望んでいたんだもん
「それ、本気か?久美」
「ああ、絶対にやるよ。生まれ変わるんだ、今度こそ!」
「もう一度聞くぞ、絶対繰り返さないな?」
「誓う。ここにも誓うし。これに…」
そう言って、久美はスカートをまくりあげた
...
左内腿にあるヤケド痕…
去年の夏、久美が志願して私が当てた”刻印”だ
あの根性焼きの時も、私ら二人はこうして抱き合っていたっけ…
「わかった。もう一度お前を信じる。それなら、久美、もう一つだぞ」
「何?なんでも言うこと聞くよ、私は…」
私は、久美に”決断”をさせるつもりでいたんだけど…
だが、話の持っていき方でちょっと迷っていた
うーん、よし、まず”アレ”を聞いてからにしよう
麻衣
「久美、私だって、お前がかわいいんだ。いいか、このままじゃお前、潰されるぞ。馬美がフリーの立場で、祥子や多美と連携したんだ」
「…」
「私は南玉去ったし、もう戻る気もない。もし、お前が3人に詫びを入れられるんなら、そのスタンスで私が説得する。そうなりゃ、真樹子さんも祥子に謝罪するって言ってくれてるし。どうだ、久美…」
「麻衣、ありがとう。私、こんな頭、いくらでも下げる。もちろん心を込めて。だから、頼むよ。お願いします、麻衣ー!」
久美は私に抱きついてきて、また大泣きだ
...
「よし。なら、私に任せろ。ただ、馬美はそう簡単にはいかないぞ。まあ、アイツの件は私も関わってのことだったから…、そうだ、馬美には私もお前と一緒に頭下げよう。許してくれるまで…」
「麻衣ー!ありがとう。本当にゴメンね。私、今度こそ、根性入れ替えるから。わーん!」
しかし泣きながらでも、よくしゃべる女だな…(苦笑)
だが、内心ニヤリときた
実はこの”一言”を望んでいたんだもん
「それ、本気か?久美」
「ああ、絶対にやるよ。生まれ変わるんだ、今度こそ!」
「もう一度聞くぞ、絶対繰り返さないな?」
「誓う。ここにも誓うし。これに…」
そう言って、久美はスカートをまくりあげた
...
左内腿にあるヤケド痕…
去年の夏、久美が志願して私が当てた”刻印”だ
あの根性焼きの時も、私ら二人はこうして抱き合っていたっけ…
「わかった。もう一度お前を信じる。それなら、久美、もう一つだぞ」
「何?なんでも言うこと聞くよ、私は…」
私は、久美に”決断”をさせるつもりでいたんだけど…
だが、話の持っていき方でちょっと迷っていた
うーん、よし、まず”アレ”を聞いてからにしよう



