再び出会った道/その2
剣崎
「しかし、倉橋があの未成年の娘とな…。わからんもんだ。それで、大丈夫なのか?合意に達した直後だぞ、おい!組内外で、いろいろ影響が出るんじゃねえのか?反発もあるだろうや、”一部”からは…」
俺は、かなりきわどい言い回しで答えた
「はい、一部です。あの娘のことを、”相馬豹一の生きた形跡”と括るのは、今のところ星の字だけと見てます。叔父貴…、他はまだ麻衣のことは”漠然”の範疇です。別のところに気が行ってますので。そこがミソです」
「うん…。ならば、関東と関西で見解が割れる。仮にそうなれば、ウチとしては望ましいか…。危険はあるが、周りの目ばかりを気にする必要はねーしな」
「叔父貴も今まででお分かりの通り、あの麻衣という娘、ここに至って相馬会長の生写しと化しています。そこを十分”計算”した上で、密かに関係を結んでいた二人には、あえて一緒になることを強いたんです」
例の”決断”は、叔父貴には事後報告だった
麻衣の爆弾娘ぶりには、この叔父貴も強い危惧を抱いていたので、あくまでヤツを”おとなしくさせる”非常手段として、了承を得た形だった
...
しかしながらだ
相馬会長と同じ感覚ならば、所詮、何でもアリだ
じっと、おとなしくしていられる訳がない(苦笑)
それこそ”本能”で、気が付けば何かやらかしているのは目に見えてるさ
それを織り込んだ上でと言うのは、明石田さんは分かっている
ふふ…、要するに、荒くれの相和会幹部と17歳にして許嫁になる麻衣を、”使える”と読んでいる
ただし、大前提は麻衣と俺の奇妙な信頼関係があってこそだ
それも、今までのいきさつでは証明されている
叔父貴はそこを見据えているからこそ、矢島さんと俺の決断を黙認できたんだ
まあ、この件に関しては、オレのゴリ押しで矢島さんは渋々了承したというのが実際のところで、それを叔父貴も知っているよ
ご両人とも、俺のカンを信じてくれたってとこさ
剣崎
「しかし、倉橋があの未成年の娘とな…。わからんもんだ。それで、大丈夫なのか?合意に達した直後だぞ、おい!組内外で、いろいろ影響が出るんじゃねえのか?反発もあるだろうや、”一部”からは…」
俺は、かなりきわどい言い回しで答えた
「はい、一部です。あの娘のことを、”相馬豹一の生きた形跡”と括るのは、今のところ星の字だけと見てます。叔父貴…、他はまだ麻衣のことは”漠然”の範疇です。別のところに気が行ってますので。そこがミソです」
「うん…。ならば、関東と関西で見解が割れる。仮にそうなれば、ウチとしては望ましいか…。危険はあるが、周りの目ばかりを気にする必要はねーしな」
「叔父貴も今まででお分かりの通り、あの麻衣という娘、ここに至って相馬会長の生写しと化しています。そこを十分”計算”した上で、密かに関係を結んでいた二人には、あえて一緒になることを強いたんです」
例の”決断”は、叔父貴には事後報告だった
麻衣の爆弾娘ぶりには、この叔父貴も強い危惧を抱いていたので、あくまでヤツを”おとなしくさせる”非常手段として、了承を得た形だった
...
しかしながらだ
相馬会長と同じ感覚ならば、所詮、何でもアリだ
じっと、おとなしくしていられる訳がない(苦笑)
それこそ”本能”で、気が付けば何かやらかしているのは目に見えてるさ
それを織り込んだ上でと言うのは、明石田さんは分かっている
ふふ…、要するに、荒くれの相和会幹部と17歳にして許嫁になる麻衣を、”使える”と読んでいる
ただし、大前提は麻衣と俺の奇妙な信頼関係があってこそだ
それも、今までのいきさつでは証明されている
叔父貴はそこを見据えているからこそ、矢島さんと俺の決断を黙認できたんだ
まあ、この件に関しては、オレのゴリ押しで矢島さんは渋々了承したというのが実際のところで、それを叔父貴も知っているよ
ご両人とも、俺のカンを信じてくれたってとこさ



